報告「子どもの生い立ちの整理に専門職はどう向き合うか Part3(関係機関連携LSW研修)」

<報告>山本智佳央先生(三重県伊賀児童相談所 所長)による関係機関連携LSW研修を実施いたしました!

けやき・児童相談所・関係機関 対象(関係機関連携 LSW合同研修)

新型コロナウイルスの影響により、開催時期や開催方法を検討しておりましたが、蔓延防止措置期間が解除となった3月10日に、山本智佳央先生にお越しいただき、対面方式(一部リモート参加)で実施しました。

◆午前の部

講義Ⅰ LSW基礎講座+事例

2019年度から山本先生に継続してお願いしているこの研修は、三回目になります。今回は、基礎的な内容に加えて、より実践的な内容や地域での展開方法などをご教示いただく、貴重な機会となりました。

講義Ⅱ 地域展開PartⅡ(講義+GW)

講義2では、各組織において地域展開していくために、実際にどのように取り組んでいくかを他機関連携で考える内容(講義+GW)でした。それぞれの立場からの意見が出され、お互いが新たな気づきや視点をもつことが出来ました。

平田修三先生(仙台青葉学院短期大学)には、当日のファシリテーターのほか、企画段階からたくさんのご助言をいただきました。今回はオンライン方式か、対面で行うか、ハイブリットで行うかなど、それぞれの方法への対応なども含め、ご協力いただきました。

 リモートでの参加もありました。

 

◆午後の部

午後の部では、事例発表などを行ないました。

事例発表・取組検討 

発表①:天使園 阿部さん・村上さん 

昨年の発表していただいた内容について、その後の経過や問題提起をしていただきました。参加者と一緒に考える時間(SV)や、山本先生によるSVのSVなどの時間は、とても貴重な時間となりました。

発表②:LSW個別対応研修の試み 平田先生+菅原(けやき)

発表②では、けやきで平田先生に毎年お願いしている「里親向けLSW基礎研修」を展開させた形で、今年度は「個別対応型のLSW研修(実践支援)」を児童相談所と連携しながら進めており、その試みについての経過を報告しました。

また、平田先生からは12月に開催された全国LSW実践・研究交流会での報告があり、事例検討やピアSVの進め方、地域展開についてのお話もしていただきました。

全体ふりかえり(山本先生・卜蔵センター長)

山本先生、平田先生からは、今後、宮城で展開していく上でのヒントや課題について多くのご助言を頂いております。

さいごに、卜蔵センター長より、研修全体についてや、講義内容、また、ご参加いただいた各関係機関の連携の重要性について、まとめのお話がありました。

今後も継続して、山本先生、平田先生にご協力いただきながら、子どもの生い立ちの整理について、関係機関が連携して進めていけるよう、学びを深めていけるようすすめていきたいと思います。菅原(けやき)